« 「その人、独身?」酒井順子 | Main | 「グレート・ギャツビー」フィッツジェラルド »

「帰ってきたもてない男」小谷野敦

非モテ系ブームの立役者、小谷野敦。
「帰ってきたもてない男」

『もてない男』は、あちこちに「冗談」がちりばめられている。
「俺は東大出なのになんでもてないんだ」みたいなのも、
冗談である。しかしなかなか、本気と冗談の区別がつけられない、
という声が多く、別にそれはそれでいいのだが、
生真面目な読者のために、今回は基本的に冗談抜きで
書いてみようと思っている。
そのことは本のパワーを削ぐことになるかもしれない。
(後略)

あの~、『帰ってきたもてない男』の方が
どう考えても冗談っぽいところが多いんですけど!
むしろこっちの方がパワーあるんですけど!
と言いたくなるぐらい、過激な発言満載である。
「そこまで言っちゃっていいんですか?」的な。

例えばあとがき部分では、
私は最近、よくこういうことを言われる。
「小谷野さん程度の有名人なら、編集者とか
学生とか、ファンの女性がたくさんいるでしょう。」
正確に言えば、「ファンの女性」はときおり
出現するが、それはあまりに高齢だったり、
人妻だったり、精神を病んでいたり、ブスだったりする。
(後略)

・・・。
あんた、それストレートすぎだろ!

昔、谷崎潤一郎が夫人の条件七ヶ条を挙げた例に倣い、
小谷野敦も「七ヶ条の求婚条件」を挙げる。
全部は挙げないが、
「一、一流または一・五流大学卒または大学院修了」
と学歴が一番最初に来るぐらいの学歴至上主義。
「七、煙草を嫌がらなければ、性格は少々悪くてもよし」
とあるが、
「性格は少々悪くても」としたのは、
これだけ条件を揃えて性格のいい女子などというものは、
とっくに結婚しているからである。

とのこと・・・。
思っていてもなかなか言えないことをズバズバ言います。
『もてない男』の後に結婚して、3年後に離婚したせいか、
守るものがなくなっているのでしょうか、この人。

「五、ちゃんと仕事を持っていてそれを続ける意思のこと」
という項目も挙げているが、これはおおいに納得。
これからの時代、専業主婦は家庭内の不良債権になりかねない。
男はいつリストラされるかわからないし、
年金も別になるだろうし。
子供の問題もあるけど、働けない女性と結婚するのは
僕らにとってはリスクが大きいのである。
女性から言わせれば「お前が稼げよ」って
話なのだろうが。。。
僕の場合、「いつでも会社やめてニートになれるカード」を
担保しておきたいというのもある。
って、ますますダメじゃん・・・。

ちなみに、谷崎潤一郎の七ヶ条は新聞に載ったらしい。
小谷野敦は新聞は無理なので自著に載せた。
僕もいよいよ結婚したくなった場合は、七ヶ条の条件を
ブログで挙げるようにしよう。
ましかし、こういうのって名を成した人がやるから
許されるのであって、一般人がやったら袋叩きだよな。
しかも理想が高かったりするとなおさら。
ま、そのように自分と理想のミスマッチ人間が多いから
みんな結婚しないんだろうけど。
ましかし、30代の結婚に関して言うと男性は有利。
女性は年齢とともに市場価値が下がっていくが、
男性はそれほど影響を受けないので。
(ハゲてきたりおじさん体型になっていくというリスクはあるが)

ギャグ的な部分(本音?)ばかり取り上げたが、
この本、内容もやはりおもしろい。
本題の内容には今回触れないけど、
さすが先駆者なだけあって楽しく読める。
もてない男のみならず、
男性心理の勉強の為に女性も一読の価値あり。

|

« 「その人、独身?」酒井順子 | Main | 「グレート・ギャツビー」フィッツジェラルド »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91177/5683162

Listed below are links to weblogs that reference 「帰ってきたもてない男」小谷野敦:

« 「その人、独身?」酒井順子 | Main | 「グレート・ギャツビー」フィッツジェラルド »